心折れました

今日、仕事で私はある画家のご家族に連絡をしないといけなかった。
気の小さい私は、前日からﾄﾞｷﾄﾞｷしっぱなしで、どうしよう？って考えてたくらい緊張していた。
失礼がないようにとか、会社の面子がつぶれないようにとか、私にしてはかなり色々考えた。
で、考えた末に紙に書いて、それを読むようにして話せばいいんだと思いつき、紙に文章を書いた。
そして、ﾀﾞｲﾔﾙ！
かなり長い間出なかったが、粘ってｺｰﾙし続けた。
やっと出た！
「はい」
ﾊﾞｯｸで聞こえるﾃﾚﾋﾞの音で聞こえないくらいのかぼそい声。社名と名前を伝えたら、返ってきた言葉は、
「うちはﾏﾝｼｮﾝの資産なんてありませんから」
え？なんの話？一瞬電話してることを忘れる。
「いえいえ、あの、いえ」動揺。
「ﾂｰﾂｰﾂｰ」
切られた。
優しい声であっさり切られた。
ﾏｼﾞ？ﾏｼﾞ？
ｵﾚｵﾚ詐欺とかと間違われたのでしょう。人生で初めて詐欺してる人をうらんだ。